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鉄道資料館  
 
交通統計研究所鉄道資料館について

当館は、国有鉄道が作成した統計資料刊行物を中心とする鉄道の歴史資料を保存し、一般に公開しております。 この歴史資料には、鉄道国有後に、帝国鉄道庁、鉄道院、鉄道省、運輸通信省、運輸省、日本国有鉄道と変遷してきた国有鉄道組織の統計担当部局が、統計編纂事務のために業務用に用いてきたものを引き継いだものが中心をなしています。

所蔵資料の一つは、戦前は『鉄道統計資料』など、戦後は国鉄の『鉄道統計年報』などの標題で知られています。国鉄の分割・民営化まで編纂・刊行され続けた膨大な統計系列で、昭和23年度までは私鉄の監督統計も含まれ、その目的での利用も多いと思われます。 この統計は多くの図書館等機関が所蔵し、近年においては国立国会図書館のデジタル化サービスの整備によって利用の条件が画期的に改善されました。また復刻版も刊行されています。しかし、第二次大戦中に鉄道統計が軍事秘扱いされた時期の一部は稀覯本に属し、また国鉄の後期においては内容の多くの部分の対外的な配布が制限されてしまい、時系列で欠落なく参照することが困難な資料です。当研究所の蔵書のなによりの特色は、それを欠本なく揃えていることです。

 その他、「主要貨物駅別発着関係明細表」は、貨物輸送の発生にともなって作成される膨大なデータを品目別、輸送区間別に集計処理して貨物流動の実体を把握する資料として使用されました。貨物流動の実体把握の課題は、鉄道における統計のノウハウとテクニックの発達の中心にあったといっても過言ではありません。貨物統計は歴史的に多くの系列が現れますが、当該統計は国鉄が昭和20年代半ばから作成し、標題の変更等はありますが作成され続けた(日本貨物鉄道に引き継がれた)系列で、印刷部数は極めて少なく、一般に利用される形態で所蔵しているところは、現状では、当研究所以外にありません。

明治期以来の国有鉄道が刊行してきた統計については、とりあえず、『国有鉄道 鉄道統計目録』(2003年、当研究所発行)をご覧ください。主要図書館で閲覧できますが、当研究所でも閲覧できます。必要な方には販売していますので、ホームページの当該箇所をご覧ください。

 当資料館の閲覧については、ご利用案内をご覧ください。

 「鉄道関係雑誌記事検索」は、国鉄の機関誌の位置づけを有していた月刊誌である『国有鉄道』と『鉄道技術』および『国鉄線』と、また関連する雑誌の記事について、執筆者とその役職、記事標題、誌名と掲載年月・巻号を検索できます。この記事から国鉄の業務についての情報を得ることができます。

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